心因性頻尿

頻尿(頻尿対策)


心因性頻尿

心因性頻尿は、尿の検査をしても特に泌尿器に異常ありません。精神的な緊張により、大脳の興奮状態が反射的に膀胱を収縮させるため、大脳がその収縮の信号を膀胱に尿が溜まっているかのように錯覚し、頻繁に排尿したいという気持ちが起こる。
心因性頻尿は比較的若い男性に多い病気である。完全癖で、森田神経質(病気ではないのに病気と思いこみ、いろいろな症状で悩み、苦しんでいる人の性格)と呼ぶべき心理状態を背景にして発症しやすい。現実の自己と理想自己とのギャップに悩みがちな青年期にみられやすく、このギャップに由来する自己不全感、劣等感などの心性が発症に関与しやすい。

*森田療法とは、大正時代に東京慈恵会医科大学精神神経科初代教授の森田正馬博士が創始し、昭和になって同じ慈恵医大教授の高良武久博士が発展させた神経質症に対する治療法です。森田理論では、神経質症にどうしてなるのか、また神経質症のもとになった心の仕組みについての誤った考え方を知り、これまでの葛藤がどのようなものであったかを明らかにすることから治療にあたります。そして自分の本来の欲求・目的は何か明らかにし、努力方向の軌道修正をします。

デート、ドライブ時、授業中、会議、プレゼンテーションなどに症状は出やすく、そのような場面への接近を恐怖するようになる。そのため社会恐怖、対人恐怖として診断される場合がある。完全癖、強迫傾向が心理的特徴として認められやすいが、心理的に抑うつ状態になったり、ストレスで心身が疲労した場合に症状は増悪する傾向にある。失恋や受験失敗、仕事での失敗などの挫折体験をキッカケに症状が誘発されやすい。

必要以上に几帳面な性格や真面目な人、自己不全感に陥りやすい性格の青年層に多い。